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皮のサンダル

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7月3日、4日のアースガーデン夏の開催間近になりましてモロッコと日本の職人のコラボによるサンダルを紹介します
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野趣あふれる素材そのままの牛皮の部分は親子で経営するマラケシの小さな工房にお願いしました

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こちらは西荻窪のpon-ponさん、スワラジのお向かいにある工房です
ソールの部分には天然のゴムを貼り付けて、とても丁寧に仕上げてもらいました
これでアスファルトの多い東京でも気軽に履きこなせます

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こうしてモロッコと日本の職人さんによる、夏のサンダル(茶色と生成りの2種類がそろいました
# by swaraj | 2010-07-02 16:43 | 出店の予定

羊の上衣

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自慢のパイプを手にしているのは縫製職人のアズィズさん
このまちで織られた生地で上衣を作ってもらいました
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手前の組みひもマシンをフットペダルで操作しながら、組みひもと手縫いの作業を同時にこなしていきます
モロッコは伝統的に、日本の着物とおなじく裁断もパターンなどを使わずに手縫いを主とするので、どの街角にもこのようにちくちく針仕事にいそしむ姿が見られます 
店や工房はこのように間口のとても小さなものが多いのは、より多くの人が路面店を少ない家賃で経営することができるように考えられているのでしょうか
とくに看板などを出している店なども少なく、区画と色がまちごとに統一されていて調和の美しさを感じます
またメディナの中は狭い路地なので、車が入ってこないので排気ガスに悩まされる心配もありません
こうした点をみると、イスラムの街はとても合理的だなあと感心してしまいます
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やさしい色の縞模様のフード付き貫頭衣ができました
まだ暑中前ですが今から秋冬が楽しみでなりません
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こちらはクスクスのように細かい羊毛のぽつぽつがある厚手の生地で仕立てたフード付きの貫頭衣
冷たい雨や雪でも凌いでくれることでしょう モデルは縫製職人のアズィズさんにお願いしました
# by swaraj | 2010-07-01 17:56 | モロッコ

アースガーデン夏

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今週末、7月の3日と4日
代々木公園で開かれるアースガーデン夏に出店します
モロッコの海辺の町でつくってもらったラフィア草編みのサンダルも数は少ないのですが持参しようと思います
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先日のアースデイマーケットでも出しました、夏の新作モロッコパンツと
モロッコの皮サンダルも持参します、こちらはソールを近所の靴屋さんに以来して天然のゴムで補強してます
週末までにはなんとか間に合うかと思います
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モロッコパンツ、草木染とき成り綿麻と藍の3種類がそろいました
薄手の生地で短めの丈なのでこれからの季節には最適です
# by swaraj | 2010-07-01 09:57 | 出店の予定

機織の親子

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まちの小さな機織工房で地元産の羊毛で衣服のための生地やショールを織ってもらいました
まずは横糸の支度、糸車でくるくると横糸を巻き取っていきます
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このように細いストロー状の棒に巻き取った横糸を何個も用意します
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部屋めいっぱいに組み込まれた高機で幅広の生地を織り上げます
二人のリズムがそろわないと良い品はできあがりません
こうした親子で営む工房は他にもとても多くみられます、大型の機械などが少ないモロッコでは
まだまだ人間の手が大事な仕事を担っているのです
こうして織り上げられた生地を使った、衣服やショールは秋風の吹くころにスワラジのお店に並びます
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この日のランチはアラビアパンにジャガイモ、ゆで卵、トマトとたまねぎとコリアンダーを刻んだサラダを入れ込んでオリーブオイルと塩で味付けしたサンドイッチ
肉は大量生産のシステムが無いためか、けっこう高価なのですが
こうした野菜や豆、芋などを中心とした食事は安価な上にお腹いっぱい満足できます
# by swaraj | 2010-06-30 10:40 | モロッコ

手仕事のまち

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14歳のころ
社会科の教師は中東のイラクに長期滞在の経験がある人だった
授業中にしばしば雑談に入り、砂漠の地下にねむる井戸の話、スーク(市場)で肉が真っ黒になるくらいたかるハエの話、ハンマム(公衆蒸し風呂の銭湯)での垢すりの話など異国の人々の暮らしは少年のころの心に深い印象を与えてくれました
いつかそんな国々に渡り、人々の生活に触れ合うような仕事がやってみたいとおぼろげながら、年を経るごとにそんな思いを強く抱くようになりました
このブログはそんな筆者が北アフリカのモロッコにて地元の人々とともに、物作りに励む旅の記録です
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さてさてシェフシャウエンを去って、ここリフ山地にある職人のまちにたどりつきました
緑のドアに一面白い壁の職人街が古いモスクを取り囲むように続いております
ひとつひとつの間口はとても小さく、それぞれにおじさんたちがこもって手仕事に励みます
この街で今回の旅の目標のひとつであるスワラジの冬物、手つむぎの羊毛ショールと上衣の制作をめざします
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坂も多く道も狭く自動車などは入れないこのようなメディナ(城壁に囲まれたイスラム風の旧市街)で活躍するのはやはりろば。 今日もどこかであのすさましい悲鳴にも似た泣き声がこだまします。
# by swaraj | 2010-06-28 19:11 | モロッコ