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最終リハーサルと古代からつながる楽器のこと

3/9 東地中海の音楽と踊りの最終リハーサル、演奏に加えて踊りがあると動画も華やかになります。
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ご存知のように、目に見えない音楽の世界は譜面という数式で表せることができる。 私は幼少より数学がそんなに得意ではなくどちらかというと文系でしたので、見落としが多く譜面にも記載漏れがあり、みなさんご迷惑おかけしましたがみなさん経験豊富なので柔軟に対応していただきました。 
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パーカッションの久田さんは各地で問題になっている鹿の皮を有効利用してフレイムドラムを作っている作家さんでもあります。 このフレイムドラムという寿司桶に皮をはったシンプルな太鼓は、紀元前の頃から変わらないかたちの楽器。 吉祥寺東急で展示期間中スワラジ工房とともに来週水曜まで出展してます
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フレイムドラムは古代エジプトの壁画にもあります。 歌いながら、踊りながら、様々なシーンで古代より活躍していたのだなあ、我々の弦楽器は意外に思われるかもしれないですが、西洋楽器と比べてとても繊細な音世界なのでこうした昔パーカッションがとてもよく合うのです。
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私もしばしば使う、共鳴弦クレタンリラ。今回共演する脇田さんも入手されたのでクレタ島楽器でのアンサンブルの初共演になります
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以前にも紹介しました、こちらのレリーフは10世紀ごろ東ローマ帝国時代になります。 もともとリラは竪琴だったのですがいつしか、弓でこするこうした楽器になり、これが西ヨーロッパに伝わり、ビオラダガンバ→チェロやヴァイオリンのように発展したといわれてます
爪で弾くこうした小型の弓楽器、持ち運びも便利なので、もっと日本でも普及しないかなあといつも考えてます。






by swaraj | 2019-03-03 09:57 | 音楽制作
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