チェンマイの喧騒から遠く離れて、カレン族の村に機織のワークショップにいってまいりました。
左は機織の先生、右は近所のおばあちゃんまるで森の妖精のようです。
収穫したばかりの藍の葉っぱ、茎からちぎってバケツにぶちこんで水に浸します。
朝に夕に攪拌させて、醗酵を促すのです。 ぷつぷつと生きている藍はその独特のにおいから
虫除けにも、切り傷などにも効くといわれております。
古来のら着にはかかせない染料として、日本のみならず、アジア全土に深く根ざしたものです。
手つむぎの木綿糸を生成り、藍の2種をお米の汁に浸して後(糊が利いて堅牢になるため)
縦糸をセットします。
ようやく機織のはじまり、以前ためした高機とは違い、糸を吊り上げる感覚をつかむのに
非常に苦労しました。 また手つむぎの糸なので、途中でぷつんときれてしまう事もあり熟練するまでは
かなりの忍耐を要するものです。
4日間かけて織りました生地を、まったく無駄にすることなく
仕立てましたのが、このバック。
今回の講習では機織のみならず、彼らの土に根ざした生活からさまざまの事を学べました。
いよいよ旅も終盤にかかります
明日、北タイのプレーを経由してラオスへむかいます。