4日間の芋麻(からむし)の収穫から糸にするまでの一連の過程を学びに
会津の山奥、昭和村へ行ってまいりました。
一日目 さっそく芋麻畑にむかいますと、風除けの囲いの中に密集して芋麻が
ところ狭しと生えておりました。
おかげさまで、この作業のときはお日様も顔をだしてくれて、暑いくらいの陽気の中
鎌を片手に30本ほど刈り取りました。
刈り取りましたら、葉をむしりとり、長さを尺丈ではかり余分な部分をきりとりまして
流れる水にしばし浸します。
お茶休憩はさみまして、再び作業開始。
素手で芋麻の中ほどをぼきっと折り曲げてそこから指を挟みこんで、
一気に皮をはぎ落とします、
この皮が繊維になります。昔は皮を剥ぎ取った中身を乾かして、かまどの火付けなどに使っていたようです。
はいだ皮をさらに水につけて、午前中の作業がおわりました。
午後、大きなほりこみのあるまな板のようなものの上に斜めに小さな板が重なる
独特の芋引き板の上で、しゃりしゃりと皮ひきましたら、
なんともしなやかで、美しい繊維がでてきました!
ひたすら芋引き作業の末にちょうど稲をはぜにかけるように、陰干しします。
これで一日目終了
次の日いよいよ糸つくりに入ります。